今年、創立100周年を迎えられた品川女子学院。
この節目の年に開催した品川女子学院の文化祭「白ばら祭」では、創立100周年にちなんで「100 stories one festival」をテーマに、一人ひとりの物語と積み重ねられた伝統を表現されています。
今回、この白ばら祭で、中等部3年生と高等部にて実施される企業体験プログラム、中等部3年A組が起業された(株)Sleafさまにて、生活の木のハーブティーを採用いただきました。
(株)Sleaf社長菊田さま、マネージャー根岸さまに、(株)Sleafのこと、生活の木製品卸のきっかけなどについて、お話を伺いました。
未知の世界に目を向ける、初めての企業体験プログラム
品川女子学院では、中等部3年生になると、文化祭で企業体験プログラムを実施しています。
このプログラムは、一つの団体(3年生はクラス単位)が模擬的に一つの会社を起業し、取締役(社長、マネージャー、会計長)や社員といった役割を決め、本物の株式会社さながらの運営を行います。
すべての企業はそれぞれの「企業理念」を持ち、その理念を達成するために、身の周りの「問題」を探し、課題解決の糸口を見つけ、社会課題をどのように解決していくのか、その探求プロセスや商品の販売など、そのすべての運営を自分たちで行います。

今回、私たち(株)Sleafは、「あなたの眠りたいを叶えます」という企業理念を掲げ、活動することにしました。
この企業理念には、寝たいけど寝られないと言う現代人の悩みに向き合い、一人一人の眠りたいと言う願いを、叶えたいと言う思いが込められています。
マネージャーである私自身が、日々睡眠がとれていないと感じていて、眠りに関する悩みや課題を持っているのは私だけではないのではと思ったことがアイデアの発端です。
実際、外に目を向けてみると、クラス内にも眠りに関する悩みを持っている人や、もっと広い視点で見てみると、たくさんの人たちが睡眠の悩みを持っていると知り、この課題を解決したいと考えるようになりました。
カフェインに着目 ノンカフェインハーブティーの魅力
調べていく中で、睡眠は、生活習慣やストレスと関係していて、対策方法として、生活にアロマを取り入れるなど、様々あることがわかりました。
この中で私たちは、お茶などに含まれている「カフェイン」に着目し、課題解決の糸口にしたいと思いました。
集中力を高める昼間は、カフェインを含む紅茶、夜寝る前のリラックスには、カフェインを含まないハーブティーなど、時間帯によって上手に飲み分けることで、睡眠をコントロールできることがわかりました。
また、ブルーライトも眠る直前に良くないことがわかり、調べを進める中でバタフライピーが目に良いことも知りました。
これらの情報を商品と共に、文化祭にいらっしゃる方に知っていただきたいと思い、(株)Sleafでは、ノンカフェインハーブティーを扱っていて、企業理念に共通した想いのある、生活の木から仕入れ、お客さまに提供することにしました。
商品を仕入れるために、生活の木と商談をして、自分たちの言葉で自分たちの理念を伝えたり、仕入れのプロセスを体験できました。
生活の木のハーブティーは、ノンカフェインはもちろん、パッケージのかわいさや香りの良さが気に入っています。
商品の良さを伝えやすくするために、ハーブティーを淹れて香りや色を見て購入してもらえるように工夫しました。
意外と睡眠に関する知識が少ない方もいらしたので、詳しくご紹介することで、テーマやハーブティーに興味を持ってくださる方も多く、役立つ情報と共に商品を届けられたことが嬉しかったですね。
私たちも、普段飲んでいるお茶をハーブティーに切り替えたり、夜寝る前の漫画を読みひとときにハーブティーを飲むようにしたりと、無理なく習慣化できるようにしています。
今回、初めての企業プログラムを通して、マーケティングの難しさなど大変なことが多い中、製品卸に挑戦しました。
オンラインミーティングや、メールのやり取りする中で、企業との関わり方で気をつけることなど、たくさんの学びがあった文化祭でもありました。
この経験をこれからの生活に活かしていきたいと考えています。
案件担当者 開発営業本部 平川 知子
(取材・文 / 開発営業本部 平川 知子)