本と雑貨に包まれた東京浅草のデザインホテルTOE LIBRARYさまへ、アロマや化粧品の製品卸をご提案

本と雑貨に包まれた東京浅草のデザインホテルTOE LIBRARYさまへ、アロマや化粧品の製品卸をご提案

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2025.11.10

東京浅草の喧騒から少し離れ、シンプルな佇まいでありながらも、扉を開けると海外の空気感と落ち着きを感じる、デザインホテル「TOE LIBRARY」。そのブランドが生まれた背景や取り組みと、生活の木製品を採用した理由について、代表の西尾さまに、プランナー松下さまに、お話を伺いました。

TOE LIBRARYのはじまり

シェークスピア&カンパニー書店との出会いが、TOE LIBRARYの始まりと教えてくれたのは西尾さん。
ブランドを立ち上げる前は、出版や広告に携わる会社員として日々忙しく過ごす中、自分を見つめ直したいと、ヨーロッパを巡る旅に出たときに、パリのシェークスピア&カンパニー書店に出会いました。

この書店は、パリを訪れる駆け出しの詩人や作家たちに、書店に併設した宿を提供し創作活動を支える中で、文化人が集い語り合う機会が生まれ、パリにおける若者たちの文化的な営みを支える存在になったという場所です。

そのユニークなカルチャーと空気感に惹かれ、「TOE LIBRARY」というテーマを紡ぎだし、本とヴィンテージ家具に包まれたホテルをはじめることにしました。


TOEは、「Tales and Original Experiences(物語と原体験)」の頭文字をとった言葉です。ホテルをはじめ、私たちがつくる空間や取り組みを通して、ひとりひとりの物語をより豊かにするきっかけを届けていきたいという想いと、日々の暮らしで、少しつまづいたり、気持ちが沈んだときに、“TOEで過ごした思い出があるから、もう少し頑張れそう”と、心を励ますような存在になれたらという願いを込めて、名付けました。

また、私たちがお届けする空間や時間の中で、ほんの少し立ち止まり、自身の大切なことを問い見つめ直し(TOE(トウ)=”問う”)、また明日も頑張ろうと、明るく穏やかな気持ちで一歩を踏み出して欲しい(TOE(トウ)=”つまさき”でー歩を踏み出す意)という、願いもこめています。

香りに包まれてくつろぐひととき

TOE LIBRARYの各部屋は、日本にいながらも海外の空気を感じられる空間にしています。今まで旅してきた、パリやロンドンなどをイメージし、それぞれのエッセンスを加えるために、各国から取り寄せた家具をしつらえ、空間を演出しました。



滞在中は、その時間を思い思いに過ごしていただけるよう、様々なジャンルの本、色鉛筆や自由帳などの文房具に加え、自身を労わっていただけるように、素材にこだわった使い心地のよいアメニティや、スキンケアアイテムも充実させています。


今回、生活の木から提案をもらい、ピロースプレー、スキンケア、バスソルトを客室のアメニティに採用しました。


国内・海外問わず、私たちのホテルを好んで利用してくださるお客さまは、オーガニックやヴィ―ガンなど素材を気にされる方も多いため、スキンケア・アイテムのセレクトには特にこだわっています。
選んだ製品の素材やこだわりを、チェックインの際にお客さまにご紹介しているため、その品質はもちろん、歴史や物語のある製品であることは、セレクトする上で大切にしています。

少し余談ではありますが、私たち自身の手で、ホテルの客室のベッドメイクをしています。
シーツなどのリネン類に触れている時間が長いため、特に秋冬の季節は乾燥して手荒れすることも多いです。
ご提案頂いたスキンケアのひとつである、カレンデュラのボディーミルクを、ハンドクリームとして私たちスタッフも事務所で使用していて、肌なじみの良い使用感と、優しい柑橘類のような甘酸っぱいハーブの香りに、毎日の仕事を励ましてもらっています。

このように、生活の木さんの製品を、私たちの日常に実際に取り入れてみて、香りと使用感が良く、自分たちが毎日使いたい、信頼できると思えたので、お客様にもその体験をお届けしたいと考え、客室のアメニティに取り入れることを決めました。
お客さまの反応も楽しみです。

お客さまは、大切な記念日を過ごす方もいれば、おひとりでのんびり寛がれる方、ご家族・友人との憩いのひとときを楽しまれる方など、年代や性別を問わず、幅広くいらっしゃいます。
ご宿泊された方からは、嬉しいことに感謝のお手紙をいただくこともあります。客室ごとに間取りやテーマが異なり、新鮮な雰囲気を味わえることから、月日を改めて再度、異なる客室にご宿泊いただけるお客さまも多くいらっしゃいます。


TOE LIBRARYで過ごした時間が、お一人おひとりの物語の中で、栞や句読点のような役目を果たし、お客さまの思い出を振り返るきっかけになれば嬉しく思いますし、私たちもお客さまから、明日への活力となる励ましを、たくさんいただいています。

TOE LIBRARY PARC そしてこれから

また、私たちは、ホテル「TOE LIBRARY」のほか、“表現の公園”をコンセプトにしたブックカフェを併設した文化施設「TOE LIBRARY PARC(トウライブラリーパルク)」を営んでいます。



これまでは、1階のブックカフェでの活動が中心でしたが、新刊本や蔵書の販売、2階の多目的スペースを活用して、本の著者さんをお招きしてのお話し会、様々なジャンルの作り手を集めたマルシェ、作家・アーティストさんの展覧会の開催など、表現を楽しむ場として活動の幅を広げていきたいと考えています。

生活の木さんとも、ハーブティーのイベントや、アロマ・香りづくりのワークショップなどを、一緒に企画できたら楽しそうです。

今は、東京浅草を拠点としていますが、近い将来、日本各地の好きな街、ご縁のある街でも、TOE LIBRARYおよびPARCのような空間と時間をお届けし、さまざまな土地の街や人の魅力を味わいながら、自身の大切なものを見つめ直す機会になるような旅を、お届けしていけたら嬉しいです。



TOE LIBRARYの物語は、これからも続きます。

案件担当者 開発営業本部 平川 知子 

(取材・文 / 開発営業本部 平川 知子)

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