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トンカビーンズAbs.(10%希釈)精油/Tonka beans Abs.

SKU:084732670 JAN:4954753104545 分類:3
 税込  ¥1,320
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注意事項:10ml~受注生産品です。出荷まで7営業日程度いただいております。

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■桜餅の香りがするトンカビーンズAbs.
「桜餅の香り」と言えば誰もがピンとくる、その香りはサクラの花と同様、日本人にはなじみの深い匂いかもしれません。
似た香りは他でも感じ、「杏仁豆腐」の香り、万葉集にも歌われる秋の七草「フジバカマ」の香り。
杏仁はアンズの実の種子(仁)ですが、アーモンドにも近い香りがあり、代用される場合もあります。共通する芳香成分は「クマリン」です。
日本や中国、アジアでなじむ香りはヨーロッパでも同様で、その提供者となっているのが「トンカ」のマメ、つまりトンカビーンズです。
特にトンカの産地の宗主国であるフランスで人気でした。高級香水メーカーではトンカを使ったフレグランスが処方されています。
クマリンはバニラの成分とも構造が似ていて、フレグランスの世界でもバニラの代用として使われることがあるようですが、バニラとは異なる奥深さがあります。
こんな魅惑の香りを植物がなぜ作り出せるのか、花の香りは受粉を手伝う虫を引き寄せるためですが、クマリンは花が咲いている時には香りません。
むしろ身を守るため、害虫を遠ざけるために匂わせる成分のようです。
植物の生存戦略のための神秘の香りに酔いしれるのは、不思議なことではありません。

■原料植物のルーツは、アマゾンにあります
中米、南米北部の熱帯雨林に自生する樹高25~30mに達する高木「クマル」と呼ばれる木の種が、トンカビーンズAbs.の原料です。
生活の木のトンカビーンズAbs.は、ブラジルアマゾン地域のもの。
クマルの木の学名はDipteryx odorata(ディプティリクス・オドラータ)。
種小名「odorata」はラテン語で芳香性という意味を持ちます。
イランイラン精油(学名:Cananga odorata)や、バイオレット精油(学名:Viola odrata)にも同じ種小名が付いているように、香り高い植物に命名されます。

クマルの果実は8~9月に自然落下。甘い香りを放つので、香りを頼りに収穫します。
その果実を割り、長さ約3cmの細長い茶色の種を取り出し、乾燥させます。
種の表面が黒く、しわしわになり、やがて甘い芳香成分クマリンの結晶が析出した状態を、乾燥トンカビーンズ、「トンカ豆」と呼びます。

ヨーロッパのスイーツ業界では、乾燥トンカビーンズはバニラビーンズと並び、グルメデザートには欠かせない人気の天然フレーバーです。
パティシエたちは、乾燥トンカビーンズを刻み、クリームやチョコレートなどの風味づけや、ドイツのクリスマス菓子、シュトレンにも使われています。
バニラビーンズと同様に甘いフレーバーですが、トンカビーンズの方が、より複雑でエキゾチックなニュアンスをもっています。

注)フレーバー(食品)使用は、乾燥トンカビーンズ(トンカ豆)。
乾燥トンカビーンズから抽出した「トンカビーンズAbs.(10%希釈)精油」は食用には使えませんので、ご注意を。

■生活の木調香師からのブレンド・アドバイス
春、桜のイメージに欠かせない精油です。
春の桜を感じる、桜餅のようなふんわりとやわらかいパウダリーな甘さ。
とろけるようなはちみつや、濃厚でミルキーなバニラアイスクリームのように包み込まれるような甘さ。
杏仁豆腐の奥に香るアーモンドパウダーのような甘さ。
様々な甘さの中に、スパイシーとフルーティーが共存する魅力的に富んだ香りです。
甘いスイーツのようなグルマン系のクリエーションに使いたい香りです。
「クマリン」は、ラベンダー、ベルガモット、シナモンバーク(樹皮)精油にも微量に含まれるため、トンカビーンズAbs.の伴奏相手としておすすめです。

■調香師 津田啓一郎のアロマブレンドラボラトリー トンカビーンズ

※トンカビーンズAbs.(10%希釈)は無味無臭のDPG(ジプロピレングリコール)で希釈しています。

※1000mlは仕入時期や天候により価格変更の可能性がございます。
ご了承くださいますようお願い申しあげます。

公益社団法人 日本アロマ環境協会が定める表示基準に適合し認定された精油です。

学名:Dipteryx odorata(ディプティリクス・オドラータ)/マメ科
抽出部位:種子
抽出方法:溶剤抽出法
原産国:ブラジル
品質保持/使用目安
未開封:製造後60ヶ月(5年)
開封後:12ヶ月(1年)以内を目安にご使用ください。

<蒸留方法について>
-水蒸気蒸留法-
最も一般的に行われている抽出方法。
蒸留釜に芳香原料を詰めて、釜の底から水蒸気を吹き込んで原料を蒸します。
原料に含まれる精油は揮発して水蒸気と共に立ち上がり、これを集めて冷却槽で冷やすと精油を含んだ芳香蒸留水(フローラルウォーター)を採ることが出来ます。
最後に表面に浮いた精油を分離します。

-圧搾法-
柑橘系の果皮精油を抽出する方法。
圧力をかけるだけで簡単に抽出できるため、古くから手作業で採油されてきました。

-溶剤抽出法-
植物原料を溶剤に浸出させ、香気成分を溶かし出す方法。
ジャスミンなどの“花”を原料とするものは、一般的な水蒸気蒸留法では、熱が加えられることで芳香成分が破壊されてしまいます。
これらデリケートな花などの原料素材から香気成分を抽出する場合に使われ、採られたオイルはAbs.=アブソリュートと呼んでいます。

-CO2抽出法(超臨界二酸化炭素抽出法)-
近年確立されたエッセンシャルオイルの抽出方法のひとつ。
水蒸気蒸留法とは著しく異なった質と純度のエッセンシャルオイルが抽出可能です。
二酸化炭素(以下、CO2)が超臨界に達する温度は33℃のため、密閉空間において超臨界状態に達したCO2を用いて抽出することで、熱変質を避けてエッセンシャルオイルを抽出することが可能です。
有機溶剤を使用しない事や、植物そのものに近い香りを抽出することがメリットとして挙げられます。



傾け方
斜めに傾けると外側の穴からオイルが出ます。
エッセンシャルオイル(精油)によっては固まるものもありますので、その場合は湯煎等で温めてからご使用ください。

一滴の目安
生活の木のエッセンシャルオイル3、10、30mlのボトルに使用したドロッパーの一滴は約0.05mlです。

●食品ではありません。
●原液のまま肌につけないでください。
●使用前に必ず取扱説明書をお読みください。
●使用後は必ずしっかりとキャップを閉め、直射日光、高温多湿の場所を避け、立てた状態で保管してください。
●火気には十分ご注意ください。
●小さなお子様やペットのいる場所での使用、保管は十分ご注意ください。詳しくは取扱説明書をご覧ください。
●開封後は品質保持期限に関わらず、1年以内(柑橘系精油は6か月以内)を目安にご使用ください。